相談 漢方 アトピー 栄町ヤマト薬局

 

2010年/9月〜10月|11月〜12月

更年期障害  2010・09・21
50代になってから体調が一気に悪くなって、これからが不安だと言って保健剤になる漢方薬を求めてこられました。不安感や動悸や肩こり頭痛など次から次に症状が変化して現れる。低体温でもあることから、まず元気になる漢方薬と血の道を整える漢方薬を作ってお出しした。2週間毎もう5回ほどとりにこられているが将来に対して不安感がなくなったと言っている。

20101001
70歳代 男性 2010・10・1
ある不幸な出来事がきっかけらしいが、実際には存在しない人が見え始めた。必ず2階、鏡の中から現れ、子連れ。勿論本人は実在していると信じている。病院に行っても治らない。漢方薬が効くかもしれないと新聞記事を持ってこられた。記事には幻視と漢方薬について書いてあった。その方に合いそうな処方を二人で見つけ半年近くもう飲んで頂いている。すると最近は、人物が現れても怖くなくなったと言いだした。だからそんなに困らないと。自分の方が命令を出す関係になったから治るかもしれないと言っていた。

10歳代 女性 2010・10・5

 ニキビの治療はこちらも楽しい。たいてい薬局に来るのは病院で治らなかったような立派な症状の方が多いから治す方としてもやりがいがある。おまけに患者さんにやる気があるから、こちらも負けてはおれない。結局、このお子さんも1年くらい漢方薬を飲んで頂いたが、親子で喜んでいただけるレベルに達した。岡山県に越してきて偶然僕の薬局を知ってくれたのだが、田舎の薬局で治ったのを喜んでくれた。東京に帰ったときおばあちゃんが綺麗になったねと言ってくれたらしい。漬け物のお土産をくれたが、こんな事をするのは十分田舎者になっている。

50歳代 女性 2010・10・6
食事の途中からあごがガマガエルのように腫れる。唾液腺がつまっているから食事で折角でてくれている唾液が口中に出なくてつまってしまう。結構痛くて食事をする気にもなれない。大学病院で調べてもらったけれど石が確認されないから治療は特別なくてマッサージを勧められていた。2ヶ月くらい頑張ったが、人に勧められてやって来た。漢方薬を1週間分ずつ持って帰ってもらっているが、1ヶ月半で物はほとんど以前のように食べられるようになった。もう少しだけ違和感があるからと言って漢方薬をまだ飲んでいる。以前フォーク歌手の同じ悩みを治したことがあるが、結構漢方薬で治るものだ。

0歳代 女性 2010・10・7
あるトラブルが改善した頃、もう一つのトラブルとして体に出来ているイボを相談された。一杯でているという訴えが僕にはわからなかったが、実際にお腹などを見せてもらうとそれこそ数えても仕方ないくらい沢山でていた。大人でもこんな事もあるのかと驚いたが、それまでのお世話の中で体質的には把握できているから、イボが出来る体質は理解できた。漢方薬を今までのトラブルのものと並行して飲んで頂いて、2ヶ月くらいでかなり減ったと言ってくれている。若いお嬢さんだからもう見せていただくことはしないが、あの笑顔ではかなり減っているのだろう。恐らくあれだけのいぼが治るなんて本人は考えられなかっただろうが、縁って大切なものだと思う。若くて知的なお嬢さんがあんなトラブルで生活の質を落とすのを見るのは忍びない。

過敏性腸症候群  男性 70歳代 2010・10・19
その道では県下に名が知られている人。肩書きの重責でこの10年、何か事があると下痢が続く。そしてそのストレスと元のストレスが重なって、家族に当たり散らし家庭内もかなり険悪になっている。この歳になっても過敏性腸症候群と診断されることもあるのだ。病院にかかっていたが、下痢止めしかくれずらちがあかないと言って相談に奥さんが来られた。2週間分漢方薬を出していたら今日やって来て、わめき散らしていたのも治って家族中助かりましたと言っていた。勿論下痢も数日で治って、食欲も出てきたそうだ。奥さんに家庭円満の薬を作りますと大見得を切っていたので僕もほっとした。
脊椎間狭窄症  男性 60歳代 2010・10・20
ああ言えばこう言うの揚げ足取りなのに、今日来たときは素直に短時間のやりとりで済んだ。もっとも煎じ薬は電話予約で作っていたから手渡すだけだったのだが。調子はどうなのと尋ねたら「いいよ」と一言だけの返事だった。こんな事は過去にない。「痛くないの?」と尋ねたら、「全然」とまた素っ気ない返事。3ヶ月間僕の予想に反して結構真面目に飲んだが、脊椎間狭窄症の症状がどうやら全部消えたらしい。腕一本で会社を作り上げた職人上がりだから、礼を言うのは苦手なのだろう。治っているのにまだ漢方薬を取りに来るくらいだから、余程この数年辛かったのだろう。
後鼻漏  女性 30歳代 2010・10・21
この2週間で咳き込んだのは僅か1回。それも数回咳き込んだだけで終わった。これで完治かなと言ったけれど、女性はもう少し漢方薬を飲むからと所望された。さすがに数年間止まらない咳に苦しめられていたトラウマがあるから100点を目指したいのかもしれない。僕の所に来るまで色々な咳止め治療を病院でやってもらった。逆流性食道炎、後鼻漏の治療もやっている。どれも奏功せずに、相談している間もせき続けだった。後鼻漏の漢方薬を飲み始めて確実に咳の回数が減って、痰が膿の臭いのようなのも治ってきたといっていた。それで昨日ほぼ完治かなと思えたのだが。後鼻漏は確かに治すのは難しいが、治ってもらったときの喜んで頂きようも大きいからやりがいがある。

慢性の咳  男性 20歳代 2010・10・22
咳が数年止まらない人って時々ある。色々な病院で色々な治療を受けているから薬局の出番なんかなさそうだが、意外と見落とされていることがある。その点を見つけることが出来れば、大きな病院でも出来なかったことが出来る。彼もそのうちの一人かもしれない。1週間漢方薬を飲んでもらっただけで6割くらい咳が減った。僕が一点を見つけることが出来たから、快復し始めたのだろう。又1週間分同じ漢方薬を持って帰ってもらった。tなみに僕が作ったのは咳止めではない。

過敏性腸症候群 
 女性 20歳代 2010・10・23
いつも電話の向こうに都会の喧噪が聞こえるから、いったいどの様な場所から電話をくれているのだろうと想像する。内容が内容だけに大きな声では喋れないのか、きっとオフィスから出て電話をくれているのだろう。そんな彼女が「世の中が違って見える」と言ってくれた。過敏性腸症候群、特にガス型が治れば「世の中も変わる」のだ。恐らく沢山の行動制限をしてきた青春だったはずだから、全部取りかえして欲しいと思う。

鬱(ウツ)  男性 20歳代 2010・10・25
数年前暗くて落ち込んで、どう応対しようかと迷った青年がいて、結局鬱の煎じ薬ですっかり元気を取り戻してくれた。その後彼は就職して、今では現場で結構中心的に働いている。3週間前、久しぶりにやってきて、余りにも自分に責任がかかってきて、前と同じようになりそうだと言った。いてもたってもおれなくなり、肩が凝って、ふらふらして倒れそうになると言うのだ。その割には結構余裕を持っている。ヤマト薬局に来れば治ると信じているかららしい。数年前と同じくすりを1週間分だけ持って帰ってもらったら、やっぱりよく効いて次の日から楽になったらしい。その後1週間分を2回取りに来ているがもうほとんど良い。漢方薬がまだいるのと尋ねたら、数年前は3ヶ月飲んだから、もう少し飲むと言っていた。

過敏性腸症候群ガス漏れ 女性 40歳代 2010・10・26
ヤマト薬局さま
いつもお心に留めていただき、ありがとうございます。お陰さまで、症状がかなり改善してきております。腸が太くなるにつれ、神経も太くなってきているようで、生きるのがだいぶ楽になってきました。先生とお薬に本当に感謝しております。
40代後半の過敏性腸症候群(ガス型)の女性から頂いたメール。35年苦しんでいた。最近おばちゃん達の過敏性腸症候群の改善率がかなり高い。ひょっとしたら9割くらいになっているのではないかと思う。青春期より少しだけ図太くなってくるおかげもあるかもしれないが、おばちゃん処方を思いついて汎用しているが面白いほど効く。

尿酸値  女性 60歳代 2010・10・27
特に首の回りを中心にして数え切れないほどのイボが出来、かなりのものが黒ずんでいる。漢方薬を飲んで頂いて色が茶色になってきて喜んでいるが、先日市の健診があった際、毎年指摘されていた尿酸値が、すこぶる正常になっていて、保健師さんが驚いたそうだ。病院にかかったのと聞かれたから、いぼの漢方薬を飲んでいると答えたら、その薬を教えてとひつこく言ってきたそうだ。でもこの女性は敢えて教えなかったそうだ。毎年病院に行けというだけで、自力派の彼女にとっては不愉快だったらしいから。しっかりしている。

過敏性腸症候群ガス型  男性 40歳代 2010・10・28
かなり難しい仕事をしているのはお母さんから聞いていた。その為にストレスが尋常ではなく、お通じが乱れて、下痢と多すぎるガスとお腹の張りで困っていた。いつもはお母さんが薬を取りに来て送ってあげていたが、2度だけ本人が来たことがある。やはり仕事の緊張から脱することが出来ないのか、薬局の中でも落ち着かず、機関銃のように喋った。2回目に来たときはお腹の調子も良くなったのでずいぶんと落ち着いていて、相手に不快感を持たせるようなしゃべり方ではなかった。「ずいぶんと落ち着いてきたね、その様な話し方がいいよ」と僕は諭すように彼に伝えたのだが、後日お母さんと雑談をしていて、彼が東大の法学部卒だと分かった。文系の最難関の大学卒業生に向かって「しゃべり方がいい」なんて、えらそうなことを言ってしまったが、まあ過敏性腸症候群が調子いいのだから許してもらおう。それにしても都会で活躍している人にはとんでもない学歴の人がいるから、気をつけなければならない。田舎で薬局をやっていて良かった。

ドライマウス  女性 60歳代 2010・10・29
こんなに喜んでいただけるのかとこちらが恐縮する。1週間前、唾が出ずに口の中が乾いてご飯が食べづらくて、息苦しくなると言って相談に来られた。目も乾くので大学病院でシェーグレンかと思って調べてもらったそうだが、まだ断定は出来ないから様子を見てみましょうと言うことで、何も治療はしてもらえていないそうだ。あまりに辛いから来て下さったのだが、漢方のいいところで診断が出ようが出まいが、症状にあわせて薬を作ればいいので、女性の訴えのとおりに漢方薬を作った。すると1週間で4割症状が楽になったと言った。この4割はご本人にとってはかなり大きくて、生活が苦痛でなくなったそうだ。
喜びようがすごかったのでこちらがそれこそ恐縮する。又1週間分持って帰られた。

過敏性腸症候群  男性 50歳代 2010・10・30
下品な表現で恐縮だが「よかった、ヘもウンコも出るようになった」と単純に喜んでくれた。他に待っている人がいたのだがお構いなしだ。一見何も気にならないような無神経な男に見えるが、心の中は結構ナイーブなのかもしれない。もっとも高さ数十メートルの電線の上で仕事をするのだから1秒も気が抜けれないのかもしれない。馬鹿は高いところにおだてられれば上がると謙遜するくらいだから、いい男なのだ。本人は過敏性腸症候群なんて言葉は知らない。腹が張ってしんどいしんどいと訴えていただけだ。酒でごまかしていたらしいが、冷めれば元の木阿弥だ。これで美味しく酒が飲めると喜んでいた。