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健 康 情 報

冬のスキンケア

○皮膚の保湿機能
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の大きく3層に分けられます、この 中で、皮膚の乾燥と密接に関わるのが表皮であり、表皮の最も外側 に存在する角質層は外部からの刺激を防ぐバリア機能を果たすとと もに、皮膚の保湿において重要な役目を担っています。ちょうど、野 菜をラップに包んで冷蔵庫に保存しても干からびないのと同じように 厚さ0.02mmという非常に薄い角質層が、全身の水分を保っている のです。具体的には次の3つが保湿機能を発揮しています。
●角質細胞間脂質(主成分はセラミド):角質層の細胞の間に詰ま った脂質。水分を保持する役目がある。
●天然保湿因子:角質層の細胞の中に含まれる水溶性物質で、アミノ酸,尿素,などを含む。周囲にたくさんの水を保持する。
●皮脂膜:汗腺から出る汗と皮脂腺から出る皮脂が混ざり合ってで きるクリーム状の膜。皮膚から水分が蒸発するのを防いでいる。

○冬のお肌は悲鳴をあげています。
なぜ、冬は肌が乾燥するのでしょうか。それは、気温が低 いために新陳代謝が悪くなることが影響しています。汗や皮脂の分 泌が減り、皮脂膜がつくられにくくなるとともに、角質細胞間脂質や 天然保湿因子も暖かい季節に比べ少なくなります。また、冬は空気 が乾燥するため、皮膚から水分が蒸発しやすくなることも大きな要 因です。肌が乾燥すると角質層に隙'間ができ、外から雑菌などの異 物が侵入しやすくなり、かゆみや湿疹を引き起こす要因となります。 かゆみのためかいてしまい、皮膚の状態が悪化し、さらにかゆみが 増すといった悪循環を繰り返すことも少なくありません。こうした皮膚のトラブルを避ける意味でも、スキンケアをしっかり行ないましょう。

★ストレスはお肌の大敵
ストレスがたまると肌が荒れる、といったことはよく耳にします。 これはストレスが皮膚の機能に大きく影響を与えるためです。皮膚のバリア機能を担う角質層は傷つけられても回復しますが、ストレスがあると回復の速度が遅くなることが知られています。また、ストレスはヒスタミンなどの炎症物質を放出させる作用もあり、アトピーなどの症状が悪化する原因にもなります。ストレスはお肌の大敵といえそうです。

◆乾燥から肌を守るスキンケア
次のことに注意し、乾燥を防ぎましょう。
1、熱い湯、長湯は避ける
皮脂膜などがお湯に溶け出し、保湿機能 が低下してしまいます。お湯の温度は38 〜40℃位が望ましいでしょう。石鹸の使い すぎ、体の擦りすぎにも注意が必要です。
2、入浴後はしっかり保湿
入浴'直後の皮膚は水分が十分保たれて いますが、時間が経つと徐々に減ってい き、50分後には入浴前より水分量が少な くなってしまいます。 水分が蒸発する前に 保湿剤を塗って、 水分を留めましょう。
3、衣類は刺激の少ない
ものを 下着など直接肌に触れる衣類 は、刺激の少ない木綿や絹が最適です。
4、部屋の加湿を心がける
暖房のきいた部屋は空気が乾燥している ため、肌も乾燥してしまいます。加湿器を 利用したり、ぬれた洗濯物を室内に干す などして、部屋の加湿を心がけましょう。
5、食事に気を配る
皮膚を健やかに保つためには、皮膚に十 分な栄養を与える必要があります。特にビ タミン不足は、皮膚のトラブルの原因となり ます。健康な皮膚をつくるビタミンB2・B6、皮 膚の新陳代謝を良くするビタミンA・血流を 良くするビタミンEなどが不足しないよう、バ ランスの取れた食事を心がけましょう。

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