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健 康 情 報

排尿のトラブル(男性の憂うつ)

トイレが近くて困る、なんだかすっきりしなくて・・・中高年の男性にこうした尿のトラブルにお悩みの方は少なくありません。

◆どんなトラブルをお持ちですか?

男性と女性とでは、泌尿器のつくりが異なるため、起こりやすいトラブルにも男女差がみられます。 特に中高年の男性に多いのは前立腺肥大による排尿困難で、『おしっこが出にくい』、『途中で途切れる』、『排尿に時間がかかる』、『夜中に何度もおしっこに起きる』といった症状が見られます。

◆前立腺肥大

上記のような排尿困難が見られる場合、その多くは前立 腺の肥大によると考えられます。前立腺とは、膀胱の出口付 近を取り巻く形で存在する男性特有の器官で、中央を尿道 が貫通しています。前立腺の肥大そのものは、加齢に伴っ て誰もが起こりうる一種の老化現象ですが、膀胱や尿道を 圧迫すると、排尿障害を起こすことがあります。なぜ、加齢と ともに前立腺肥大が起こるのか、原因は良くわかっていませんが、思春期の前立腺の成長には精巣で作られる男性ホルモンが関わっており、成人後の肥大にも男性ホルモンが関与しているのではないかと考えられています。

◆どんな症状?

通常、膀胱に300mL程度の尿がたまると自然に尿意をもよおし、20〜30秒で排尿は完了します。しかし、前立腺肥大がおこると、尿の出が悪くなり、排尿に1分弱かかることがしばしばあります。また、尿が完全に出きらないため、残尿感があり、昼夜問わずトイレの回数が増えるようになります。こうした排尿障害は段階的に進行し、初期は、夜中に頻繁にトイレに起きる夜間頻尿や残尿感が現われます。さらに進行すると、自力で排尿することが難しい、力まないと出ない、常にチビチビもれるといった状態に至ります。前立腺肥大症の初期に現われる症状は年だから仕方ないと軽視しがちですが、いつもと違うなと感じたら専門家に相談することが大切です。

◆ 前立腺肥大の方の養生5訓(日常生活で気をつけたいこと)

●足腰が冷えないように寒い季飾は特に冷え対策を!
前立腺肥大は下半身の血行が滞ると症状が悪化することがあります。血行に悪い寒さを避け、カイロで下腹部を温めたり、ゆっくり半身浴をしましょう。
●便秘にならないようにしましょう
力むことは、前立腺肥大に好ましくありません。規則正しく食事をとり、食物繊維の多い野菜をたっぷりととることでスムーズな排便を心がけましょう。
●薬の注意書きをよく確認しましょう
かぜ薬や鼻炎薬には尿の出を悪くする成分が入っていることがあります。こうした薬を飲む際にはかかりつけの医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
●適度な水分をとりましょう
尿が出にくいため、水分を控える人がいますが、かえって脱水を招くおそれがあります。1日に必要な水分は必ず摂取し、就寝前のお茶やコーヒーは控えます。
●座りっぱなしにご注意
肥大した前立腺はお腹の下の狭いスペースでうっ血を起こしやすくなっています。デスクワークや車の運転など、長時間座りっぱなしの姿勢をとった後は軽い歩行を行い、血液循環をよくしましょう。

このほか、前立腺に存在し、性機能の維持にかかわる亜鉛を積極的に摂るようにしたり、ヨーロッパで前立腺肥大の医薬品として広く用いられているノコギリヤシを利用するのもよいでしょう。

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